元ソウル在住者が教えるおススメ韓国料理。辛くないものもあります。

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おススメ韓国料理について、辛いものと辛くないものにわけて紹介した記事です。

これから韓国旅行に行く人、韓国料理を食べに行く人は、ぜひ、元在住者の意見を参考になさってください。

おススメ韓国料理、辛いものばかりではありません

韓国料理は日本人にとって比較的なじみやすい味付けでできています。

そんな韓国料理を、辛いものと辛くないものにわけてご紹介します。

辛くないもの

韓国料理は辛いものというイメージがありますが、一日三食すべてが辛いものではありません。

辛くなくておいしい料理について、筆者の独断と偏見でおススメします。

육회, 간 ユッケ、レバ刺し

日本では牛肉の刺身料理や、内臓を使ったレバ刺しなどが禁止されていますが、韓国では普通に食べられます。

お店で聞いたのですが、新鮮で、その日挽いたものしかお店に並ばないそうなので、安心ですね。

생선회 魚の刺身

魚の刺身が食べたいなら、お店の外に生け簀があるお店を選びましょう。

注文すると、他のおかずをたくさん出してくれて、最後に生け簀から採ってきたお魚の刺身が出てきます。ヒラメなどがリーズナブルです。

焼肉のように、ゴマの葉や野菜に包んで食べることもあります。

お酒付きで2,000円から3,000円も出せば、大満足できるはずですよ。

파전 チヂミ

チヂミのことを韓国ではパジョンと言ったり、プチムゲと呼んだりします。

中でも海鮮パジョンは絶品です。

マッコリと一緒に楽しむと、心もお腹もいっぱいになるでしょう。

コリアンピザパーティーというやつですね。

김밥 キムパ(のり巻き、太巻き)

言わずと知れた有名料理ですが、オーソドックスなキンパ以外にも、専門店では様々なバリエーションのキンパが並んでいます。

シーチキンが入っていたり、卵焼きが入っていたり、豪快にトンカツを巻いたものまであります。

一昔前は、キムパ天国などが有名でしたが、今はキムガネなどの勢力が強いです。

安いわりにお腹が満足し、野菜も取れるので、日々の食事にもちょうどいいです。

곰탕 牛テールのホルモンスープ

なじみがないかもしれませんが、牛テールを真っ白になるまで煮込んで、モツと一緒に煮込んだスープです。

ワタクシ的には酔い覚ましに使うとちょうどいいと思っています。

明洞には有名店があり、大統領官邸からも出前の要請があったとか。

値段は少し張りますが、ソルロンタンなどに飽きたら、一度試してみるといいでしょう。

닭한마리 丸鶏鍋

タッカンマリと呼びます。

タッは鶏肉、ハンマリや一羽、一匹という意味です。

その名の通り、丸鶏を豪快にスープにしてしまう料理で、飲み会の締めにちょうどいいです。

うどんや朝鮮人参、ジャガイモなどをトッピングでき、ついつい食べ過ぎてしまうのが難点ですね。

鶏ガラのうまみが濃縮されたスープは、一度飲めば病みつきになること間違いなしです。

짜장면 ジャージャー麺

分類としては中華料理ですが、本場よりも韓国でポピュラーです。

日本におけるラーメンのような存在ですね。

甘辛く真っ黒なソースに、ゆで上げた麺を絡めて食べます。

最初は「なんだこれ?」と思うかもしれませんが、食べていくうちに病みつきになっていく不思議な料理です。

韓国の国民食の一つですので、ぜひチャレンジしてみてください。

辛いもの

韓国料理といえば辛いものでしょう!という声も当然ありますので、こちらでは辛い料理についてご紹介します。

だいたいのものに、チーズをトッピングすると辛さが抑えられるのが特徴です。辛さが苦手だけど食べてみたい、という方は試してみてください。

순두부찌개 豆腐のチゲ

辛いもの第一号は、豆腐のチゲです。

大ぶりの豆腐と牛肉ダシ、ゆで卵の乗ったオーソドックスな一人用チゲです。

学食などでの定番メニューです。

辛味はもちろんあるのですが、豆腐のプレーンさが辛味を抑えてくれるので、ごはんと一緒に食べれば、辛い物が得意でない方も、ある程度ストレスなく食べられるのではないでしょうか?

ヘルシーです。

부대찌개 ジャンク鍋

韓国語から日本語への翻訳時に、一番こまるのが부대찌개です。

米軍基地からのあまりものを寄せ鍋にしたことで부대(部隊)鍋という意味ですが、直訳すると「軍隊鍋」だとか「部隊鍋」になります。

中身を見ると、昆布か牛骨をダシにして、ハム、スパム、レッドビーンズ、チーズ、キムチ、〆にラーメンと、いかにも体に悪そうなごちゃまぜ鍋となっているため、私は「ジャンク鍋」と命名しました。

体によくないもの共通ですが、すこぶるおいしいです。辛さはチーズでマイルドになるので、ある程度辛さに弱い方でも食べられるのではないでしょうか?

きっと、初めて食べたなら衝撃を受けること請け合いです。

찜닭 激辛鶏火鍋

鶏を限界まで激辛調理した火鍋のことです。

안동(アンドン)という地方の名物料理なのですが、脳みそが火傷するほど辛いです。正直、私もこれを食べるときは覚悟していきます。

その分、うまみは凝縮されており、辛さの奥に隠された味に気が付くと、病みつきになるはずです。

辛いものが苦手な方にはおススメしません。マニア向けの一品です。

김치볶음밥 キムチチャーハン

辛いものといえばキムチですが、キムチをフライパンで炒めて、軽く味付けしてチャーハンにするとキムチチャーハンです。

シンプルですが、これが意外なほどにおいしい。

ちょっと古くなったキムチの処分方法としては最適です。ただし、塩分が高めなので、毎日食べるのは控えたほうがいいと思います。

家庭で作る際は、ごま油を使って、最後に目玉焼きを乗せるのがポイントです。

 

一度味を覚えたら家で作れるものも

韓国料理のお店は、最近でこそポピュラーになってきましたが、やはり専門店は数少ないところ。

もし、自分の中でお気に入りの韓国料理があったら、家で作る方法をマスターしてしまうのもいいと思いますよ。

醤油やごま油、小麦粉など、日本で手に入る食材でもじゅうぶん再現できますので、まずは好きな韓国料理の名前を覚えるところから始めてみませんか?

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