日本人にとって韓国語の習得は難しいのか?簡単ではないです。

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韓国語を習っているけど、なかなか思い通りに上達しない…なんていう悩みを持った方。韓国語が簡単だと思って始めた方。

正直、韓国語であっても、習得は難しいです。

ここでは、そんな難しい韓国語を習得するまでの目安期間について、筆者の体験をもとに記事にしました。

語学の習得が難しいなんて当たり前のこと

韓国語と日本語は、言語的な特性が近いと言われてきていますが、大きな差も持っています。

この点については、別の記事でも考察しました。

そのうえで、韓国語が日本語使用者にとって、簡単な言語であるかという問いに対して、私はNOを突き付けます。

外国語の習得が難しいのは当たり前のことです。努力しないと、絶対モノになりませんが、この努力するというポイントを越えられるパーソナリティーを持った人自体、私見ですが相当少ないです。

仮に、日本人の半数が、自分の興味のあることに対して、不断の努力を傾けることができる性質をもっていたとしても、この時点で人口の50%。

その中で外国語に興味がある人なんて、多く見積もっても10%程度ではないでしょうか?この仮定を活かすと、すでに確率は5%。人口に対して、5%の人しか、外国語をモノにできないのです。数字は仮のものですが、語学の習得が難しいということは、なんとなくお分かりいただけたでしょうか?

習得に努力が必要な時点で、英語だろうが韓国語だろうが、すでに難しい、というのが私の意見です。

韓国語は難しいけど1年間ちゃんとした学校で勉強すれば使えるようになる

さて、韓国語の勉強は難しいということを念頭に置いたうえで、どれくらいの期間勉強すれば、韓国語を話せるようになるのかについてお答えします。

私が見てきた人々に経験則を当てはめると、早くて1年間です。

「たったの1年間?」と思うかもしれませんが、これは適切な学校で、適切な指導を受けて、サボらず練習した場合です。たとえば、ソウルの語学学校に通ったり、日本であっても、ちゃんとしたカリキュラムを組んで教えてくれる学校に入った場合です。

特に、ソウル市内で、大学が運営している語学学校で、目いっぱい勉強している方々は、伸びが早かったです。ちゃんと勉強して1年間という数字の根拠も、このあたりから採用しています。1年前までは、片言だった人が、今日は食堂のオバちゃんとペラペラおしゃべりしている、なんていう光景は、珍しくもありませんでした。

それに、日本にある朝鮮学校や民団系列の学校などでも、1年間程度を目安に、韓国語の習得カリキュラムを組んでいるようで、こちらもやはり参考になります。

私見ですが、韓国語の習得は、決して簡単ではないけれど、1年も使い続ければじゅうぶん習得が可能だと思います。

あまり必要とされない言語だからこそ本気で習うべき

私は、韓国語の実用性について、英語の半分もないと思っています。

韓国がG7に入っているならいざ知らず、公用語としての価値もなく、人口や産業も尻すぼみになっている国の言語など、仕事で使う方が稀です。それでも、まったく役に立たないわけではないのですが。

ただ、私は韓国語を習うことについて、楽器やワイン、紅茶などと同じく、ほとんど実用性がないにもかかわらず、習い事として定着しているものと同等にとらえています。つまり、好きで続けることに意味があるわけですね。

人が人である所以は、無駄なことを楽しめるところにあります。ただ食って寝るだけでは、動物と一緒です。

韓国語に興味がある方は、ぜひ習ってみてください。私は、あなたが持っている人間的な好奇心を尊重しています。

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