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韓国で李(リー)さんを李(イー)さんと呼ぶ理由について。

この記事は約3分で読めます。

韓国文化が日本へ積極的に流入してきたのは、2000年前後だと記憶しています。

それまでは、身の回りの李さんと言うと「リーさん」でしたが、韓国の俳優や歌手が日本で活躍するようになってからは「イーさん」が主流になったように思います。

同じ李さんですが、なぜ呼び方が異なるのでしょうか?

その理由について簡単に解説します。

回答:頭音法則(トゥウム法則)という文法規則によるものです

さて、韓国語は、日本語同様、漢字に由来する単語を持った言語です。

このため、日本語が漢字に音読み、訓読みをあてるように、韓国語も漢字それぞれに読みがあります。

訓読みは一般的ではありませんが、音読みは生活用語の中に溶け込んでおり、韓国の人も無意識に漢字由来の単語を使っています。

漢字からきた単語の読みには、重要な法則があり「ㄴ(にうん)もしくはㄹ(りうる)の発音記号が単語の頭にくる場合、発音が変化する」という特性があります。

これを頭音法則(トゥウム法則)と呼びます。

以下、韓国国立国語院からの引用です。

제5절 두음 법칙

제10항 한자음 ‘녀, 뇨, 뉴, 니’가 단어 첫머리에 올 적에는, 두음 법칙에 따라 ‘여, 요, 유, 이’로 적는다. (ㄱ을 취하고, ㄴ을 버림.)

제11항 한자음 ‘랴, 려, 례, 료, 류, 리’가 단어의 첫머리에 올 적에는, 두음 법칙에 따라 ‘야, 여, 예, 요, 유, 이’로 적는다.(ㄱ을 취하고, ㄴ을 버림.)

제12항 한자음 ‘라, 래, 로, 뢰, 루, 르’가 단어의 첫머리에 올 적에는, 두음 법칙에 따라 ‘나, 내, 노, 뇌, 누, 느’로 적는다.(ㄱ을 취하고, ㄴ을 버림.)

難しく書かれていますが、要は「な」の段と「ら」の段は、頭音法則にしたがって、書く時にも実際発音する通りに書きますよ、ということです。

以下一例です。

  • 女子→ニョジャ→ヨジャ
  • 例示→レシ→イェシ
  • 露出→ロチュル→ノチュル

表題の李(リー)さんが李(イー)さんに変化するのは、こういった文法的な背景があるのですね。ちなみに前の写真は朝鮮時代の英雄、李舜臣です。おそらく、韓国で一番有名な李さんかと。

それでは「リーさんとイーさん、どちらが正しいのか?」と聞かれると、私としては「どちらも正しい」と思っています。

そもそも、韓国の初代大統領である李承晩氏も、当時「리승만(リー・スンマン)と表記されたり、이승만(イー・スンマン)と表記されたりしたそうです。

標準文法の制定は国家の自由であり、韓国と北朝鮮、どちらが正統かを問うのは無意味です。現在の韓国では頭音法則を文法上正式と定めているにすぎないのです。

ちなみに、現代の北朝鮮では頭音法則を使いません。北朝鮮が頭音法則を廃止したのか、韓国が制定したのか、今となってはわかりかねす。ただ、朝鮮語と韓国語、文法上で何が決定的に違うかというと、個人的にはこの部分ではないかな、と思っています。

あまり深く考えず「最初からそういうもの」と思って勉強してもいいです

北朝鮮と韓国の言語体系は、朝鮮戦争から大韓民国建国以降、それぞれ大きく変わったそうです。

これは別に珍しいことではなく、言葉は時代と共に変化していく性質を持っているだけなのです。

同じ日本人でも、現代人が江戸時代に迷い込んだら、異なる言葉遣いに戸惑いますよね?今日の韓国語と、現在の北朝鮮で使われる言葉の差は、あってしかるべきものなのです。

ということで、リーさんもイーさんも違いはありません。身もふたもない結論ですが、参考までに。

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