韓国現地でよく使われる相槌について、いくつか紹介します。
会話を盛り上げるために必要なものばかりですので、韓国語で話を弾ませる技術が欲しい!という方向けの記事でございます。
話を盛り上げるには相手にしゃべってもらうのが一番
会話を続けるには相手にしゃべってもらうことが大事です。これは、日本語でも韓国語でも同じことです。
結局、人は自分の話をしているときが一番気持ちいいので、相手から話を引き出してあげるだけでも、じゅうぶん会話が盛り上がります。
同時に「私はあなたに興味がありますよ」というサインにもなり、好感を覚えた相手が、より親密になってくれる効果も期待できるでしょう。
相手の話を引き出すのに大事なのが、相槌ですが、韓国語でも相槌があります。
適切なタイミングで、適切な相槌を打つことで、会話はどんどんスムーズになっていくのです。
韓国語での相槌5選
それでは早速、韓国語の相槌をいくつか伝授いたしましょう。
丁寧に言いたい場合は、語尾に요(よ)を付けると、丁寧語になりますよ。
그러니까(くろにか/そうなんだよ)
あなたに同意しました!というニュアンスを出したいときは、このフレーズです。
直訳すると「だから、なので」ですが、相槌で使うと「まったくだ」に近い語感を生み出してくれます。
相手が同意してほしそうなときには、그러니까と言ってみましょう。
진짜?(ちんちゃ?/マジで?)
こちらはドラマなどで有名ですが「진짜?」は「マジで?」と同じ感覚で使っても差し支えありません。
本来は「本物、真の」という意味ですが、時を経てなのか、元々俗語なのか「マジで?」のニュアンスが強く出てきました。
当然ながら、目上に対して使う言葉ではありませんので、ご注意を。
하긴…(はぎん…/たしかに…)
たしかに、もっともだ、という意味合いを持ちます。
会話の中では하기는を縮めて하긴と言いますが、前者でも違和感はありません。ちょっと余韻がある感じですね。
同意はしきれないけど、相手の気分を害したくないときは、とりあえず하긴と言っておけばいいです(雑?)。
그러게(くろげ/(そう)だよね)
「だよねぇ」と韓国語で言ってみたいあなたには그러게をおススメします。
派生形として「ですよねぇ」なんて言ってみたい場合は、語尾に요をつけましょう。途端に丁寧に聞こえるから不思議です。
相槌は全体的に、語尾に요を付けると丁寧語として使うことができますので、覚えておきましょう。
글세(くるせ/どうだろうね)
うーん、さて、どうだろうね。
いずれの場合も、韓国語で表すなら글세でじゅうぶんです。
完全に否定はしないけど、確証もない。そんな微妙なニュアンスを持った相槌の言葉です。
勉強している人でも意外と知らない韓国語の相槌
韓国語の相槌を紹介してきましたが、ちゃんと基礎文法から勉強している人でも、意外と相槌のフレーズがわからない、という方をよく見かけます。
理由の一つとして、韓国語の相槌は、ほとんど固有の韓国語であり、漢字由来の言葉でないという点があります。
英語で例えるなら、オレンジはorangeと覚えられますが、韓国語の相槌は、ほぼほぼ、朝鮮半島オリジナルなので、イチから覚える必要があるのです。
もう一つの理由は、圧倒的に現地ニュアンスの会話量が足りないことでしょうか。こればかりは、韓国人の知り合いでもできない限りは、克服が難しいかもしれませんね。