家庭生活を送るうえで必要な家具と家電について、韓国語でどのように表現するのか紹介します。
紹介するのはほんの一握りですが、日本語と韓国語の、外来語のとらえ方の違いがわかったりして面白いと思いますよ。
家にあるものを韓国語で表現してみましょう
家にあるものほど、日常会話に登場する機会は多いです。
日本で使われている単語を、そのまま訳して済むものと、まったく異なったニュアンスを持つものと、大きく分かれますので、注意してみてみましょう。
핸드폰(へんどぅぽん/携帯電話)
핸드はハンド、폰はフォンの意味です。つまりは携帯電話。
これは日本であったも共通ですが、単に携帯電話と言うときも、スマートフォンのことを指すときにも핸드폰と表記します。
特にスマホのことを言いたのであれば스마트 폰(すまとぅぽん)と呼びましょう。
컴퓨터(こんぴゅとー/パソコン)
意外と知られていないようですが、韓国ではパソコンのことをパソコンと呼びません。
ではなんと呼ぶのか?それは「コンピューター」です。
拍子抜けしたでしょうか?しかし、韓国でパソコンと言っても通じませんので、ここでしっかり覚えておきましょう。
コンピューター!です。
노트북(のーとぅぶく/ノートパソコン)
単にパソコンのことを指すときはコンピューターですが、ノートパソコンにも呼び名があります。
ノートコンピューター?
正解は노트북、ノートブックです。
パソコンもノートパソコンも和製英語なので、会話の次元としては同じなのですが、違和感ありますよね?私も、初めてパソコンを触ったのは日本だったので、韓国で何と呼ぶのか、最初はわかりませんでした。
ともかく、ノートパソコンではありません。
ノートブック!です。
티비(てぃーヴぃー/テレビ)
ここまでの流れで、韓国製英語と和製英語は、表現に大きく差があるということがお分かりになったかと思います。
それではテレビはなんと言うのでしょう?テレビジョン?
こちらは相当に略して티비、つまりTVです。
やはり、テレビと言っても変な顔をされるので、韓国人と話すときは「ティーヴィー」と発声しましょう。
냉장고(ねんじゃんご/冷蔵庫)
ここまでの流れで考えると、冷蔵庫にも独特の読み方があるはず…と思ったあなたは鋭いです。
ただし、正解は냉장고、冷蔵庫とそのまんまです。感性の鋭かったあなたは残念!ですが。
最初の一文字が頭音法則によって、냉となっています。深く考える必要はありませんが、一応頭に入れておくといいでしょう。
전자레인지(ちょんじゃれいんじ/レンジ)
レンジは上のようにあらわすことができます。日本語と同じですね。
ちなみに英語だとmicrowaveです。
韓国の外来語も、日本と互換性があるものとそうでないものがあり、興味深いところではございます。
ともかく、レンジは「れいんじ」で結構です。
전기(ちょんぎ/明かり)
そのまま訳すと「電気」ですが、実は「明かり、照明」という意味でも用いられます。
私の学生時代「전기 꺼 주세요」と言われて、ブレーカーを落としに言ったという笑い話があります。明かりのことを電源と勘違いしたのですね。
ちなみに照明のことを「불(火)」と言うこともあります。
家具家電 外来語には 要注意
きれいに五七五でまとめにかかってみましたが、いかがでしょうか?
韓国語は、日本語と似通った語彙を持つ言葉ですが、こと外来語に関しては、まったく異なった表現をするケースがあります。
どちらが正しくて、そうではないか、ということではなく、ここではこう呼ぶんだ!というマインドをもって勉強にのぞむと、語学の上達は早いと思います。