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Amazonの電子書籍Kindleにて韓国語入門書を価格0円で出版しました。

この記事は約5分で読めます。

Kindleでコスト0かつ、販売価格0で電子書籍を出版する方法と、そのベネフィットについてまとめました。

漠然と本を出したいけど、具体的な方法がわからない、自社製品のプロモーションとして、低リスクな方法を探している、という人は必見です。

電子書籍を無料で売り出す目的

私が友人に対して、Kindleで0円本を出したと言ったところ、次のような答えが返ってきたことがあります。

「本って、数売って印税もらうのが目的でしょ?0円で出してメリットあるの?」

たしかにおっしゃるとおり、正しいことです。ただし、既存の、それも何十年も前のビジネスモデルですが。

私が今回、Kindleで電子書籍を出版したのは、次の四つの目的からです。

  1. 自社(個人)サービス広報のため
  2. 無名の個人が信用を獲得するため
  3. 他の電子書籍を売り出す前準備として
  4. 自分がどこまでやれるのか試すため

私としては4番の思いも強いのですが、実利的には、特に1番の効果が大きいです。

普通、広告と言うものはお金を払って行うものです。テレビCMしかり、電車の宙づり広告しかり、新聞や雑誌の広告だって、わざわざお金を払って広告を出しているのです。

それが、Kindleなら広告料0円。

もちろん、Kindle側にも、コンテンツの拡充からのユーザー獲得というメリットがあるので、Win-Winなのですが、Amazonの名前と顧客を使えるという時点で、販売側としてのベネフィットが大きいです。

はっきり言ってオイシすぎます。

個人もしくは自社でサービスを持っているなら、Kindleにコンテンツを出さない意味がないと断言できます。

Kindleの電子書籍を0円で販売するにはプライスマッチを利用すること

Kindleに0円で本を出すのはメリットしかないのですが、普通に0円で販売してもできません。

Kindleには、ページ数に応じて最低販売価格があるためです。インディーズマンガは、なぜか0円で出せるのですけどね。

では、どのようにして0円での販売を実現させたのでしょうか?

それは「プライスマッチ」という仕組みによるものです。

プライスマッチとは?

プライスマッチとは、Kindle独自の価格設定システムのことです。

次の引用文を見てみましょう。

D. 競合他社との価格整合性 Amazon が電子書籍を販売する際の販売価格は、出版者が指定した希望小売価格と同じでない場合があります。たとえば、その本の競合ストアでのデジタル版または印刷版の販売価格に合わせて、電子書籍を割引価格で販売する場合があります。または、Amazon での印刷版の販売価格に合わせる場合もあります。

さらに、申請者の書籍は無料プロモーションの一環として他の販売チャネルを通して入手可能となることがあります。本プログラムを通じて提供される電子書籍について、別の販売チャネルで無料キャンペーンが行われている場合は、Amazon でも同等のキャンペーンをすることが重要です。したがって、出版者の電子書籍が他の販売チャネルにおいて無料で提供される場合は、Amazon でも無料で提供することができます。Amazon が他チャネルでの取り扱いに合わせて電子書籍の無料キャンペーンを行った場合、そのキャンペーン期間中の出版者のロイヤリティはゼロになります(70% のロイヤリティ オプションとは異なり、ゼロ以外の金額に価格調整を行った場合は、上記 B のロイヤリティの計算方法がそのまま適用されます)。

外資系特有のわかりづらい文書ですが、要するに、競合他社でKindleよりも安い値段で出しているなら、たとえ0円だろうとその値段に合わせますよ、という意味です。

ロイヤリティの選択は35%と70%があります。

ここで70%(作者の取り分が7割ということ)を選びたくなるのが普通の人ですが、広報を目的として出版するなら、迷わず35%にしましょう。

なぜなら、70%のロイヤリティを選ぶ条件として、Kindleでの専売を約束しなくてはならないからです。

  • Kindleでは0円で本を販売できない。
  • Kindleで0円本を出版するにはプライスマッチで値段を競合他社と合わせる必要がある。
  • Kindle専売だと競合他社に本を出せない。

つまり、ロイヤリティにつられてKindle専売を選択してしまうと、0円の本を出すことができないのです。

プライスマッチは、競合他社で電子書籍を0円で販売開始し後、次のページから申請します。

プライスマッチで競合させる他社は楽天koboにした

それでは、どこで0円の電子書籍を出せるというのでしょうか?

これには楽天の電子書籍サービスを使いました。

楽天koboは、元から0円で電子書籍を出せるからです。

ただし、Kindleとは違って、書籍内に広告を入れたり、別サービスへと誘導することはできません。あくまでも、本を売るのが主目的と言う体裁で出版する必要があります。

また、利用できるフォーマットもEPUB3という形式だけであったり、制約が多いです。Kindleでは、現行のMS-Word形式(.docx)が使えます。

0円で本を売るだけなら楽天でもいいのですが、広報ができない以上メリットが薄いので、やはりプライスマッチを利用して、Kindleを主軸にしたほうがいいと思います。

誰でもノーリスクかつ無料で本が出せる時代になったのに本を書かないのはもったいない

本と言うものは、人類史において長らく、出版権を持つものたちによって独占されてきました。

決して、本を書ける知識人たちのためのものではなく、あくまでも、本を出す力を持っている人たちが独り占めしてきたのです。

その常識は、今や覆りました。「絶対本を出してやる!」という固い意志さえあれば、誰でも本を出せるのです。自費出版で数十万円単位のコストがかかったのは、とっくに昔のお話です。コネも何もいりません。

それが、自分自身の出版経験を通じてよくわかりました。人生は行動したもの勝ちで、現代は誰でも行動して発信することができる時代なのです。

下の本がその証拠です。

ページを見れば、0円で販売されているのがわかるでしょう。

インターネットが普及した現代、もはや時代はフェアなのです。データが本になる時代、紙の書籍を作ることは資源もコストも無駄そのものです。

真に追いついていないのは、人々の意識だと思いませんか?

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